しつらいでおもてなしを

いよいよ12月ですね。

12月の和名では、師も走るという意味の<師走>が有名です。
他には1年の最後の月という意味から
「極月(ごくげつ、ごくづき)」、「窮月(きゅうげつ)」、「限りの月(かぎりのつき)」などの異称があるようです。

いろいろとあった今年。
忙しい12月にお休みができると、なんだか贅沢な気分になれそうです。

すみや 青花 には、<しつらいでおもてなしを>というコンセプトがあります。

対人での接客を行わないため、
「ようこそお越しくださいました」「ごゆっくりお寛ぎくださいませ」
「お寒くないでしょうか?」など、
お客様にお声がけしているような気持ちを込めて、館内の<しつらい>を行っております。

しつらいを考えるのは楽しいものです。
飛騨高山のものはもちろんのこと、私たちが旅をする中で出会った異国のものを取り入れるように意識しています。

開業以来はじめての冬、
ひざかけをどのように設置しようかと悩みまして
ロンドンの紅茶店、フォートナム&メイソンの柳のバスケットに入れて
みました。

今日の床の間の花器は、ベトナムのクラッチバッグです。
玄関には日本の骨董屋でみつけた古い豆腐かご、
さまざまなものを花器として使いながら、宿内の数か所にお花を生けています。

BEDのライナーとクッションも新しく変わりました。(1枚目の写真です)
寝室にある衝立に張り込んだ壁紙と同じ盆栽のモチーフです。
こちらも海外のものですが、どこか日本的でもありシックで良い感じです。

インテリアの好みは人それぞれではありますが、
しつらいの楽しさを感じていただき、
ゆったりと、ご自宅のようにお過ごしいただけましたら幸いです。

〈すみや 青花〉への皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。