6月は<おこもり旅>

明日から6月ですね。

飛騨高山の町並みは、今、<鉄線>が見ごろを迎えています。
鉄で線を描いたようなつるに、
花はまるで風車のよう。
心ときめく美しい花です。

そして、
「つる性植物の女王」と呼ばれる鉄線は、
その媚びないスラリとした佇まいからでしょうか。

花言葉は、「美しい精神」

そして、もうひとつの花ことばは「旅人の喜び」
・・・・これはびっくりしました。

どうしてでしょうか?しかし、個人的にますます、鉄線が好きになりそうです。

コーヒー・マグカップ| 飛騨高山の伝統工芸(陶磁器)・渋草焼の製造、販売【芳国舎】

 高山の渋草焼き  芳国舎さんの鉄線のマグカップ

それにしても、なかなかすっきりとしない世の中、
旅に来てくださいね・・・と呼びかけにくいご時世です。
鉄線の花ことばのように<旅の喜び>を感じることは憚られる風潮を感じます。

しかし、旅は<贅沢な遊び>ではなく、
健康で文化的な最低限度の生活を営む上で欠かせないものです。

旅に向かう高揚した気持ち、何を着ようか、何を食べようか?

そして、向かう車窓から眺める風景、
ぶらりと立ち寄った場所で感じるその土地の香り、
すべてが心地よい刺激となって、私たちの心身バランスを保ってくれる
サプリメントのよう。

田んぼに水が張られ、田植え前の合掌造りです。


そんな6月、
大切な人と安心・安全な<おこもり旅>はいかがでしょう?

当宿では、対人の接客はございませんので、
誰にも逢わずに、ゆったりと。
少し贅沢で、のんびりした美しい時間をお楽しみいただけます。

そして最近は以前にもまして、
コンシェルジュにテイクアウトのご相談が多く寄せられています。

先日のご家族5名で宿泊されたお客様は、
テイクアウトしたお料理を、美しく盛り付けて食事を楽しむ様子をSNSに投稿してくださいました。
乾杯の様子、テラスでコーヒ-を頂く様子、
どれも微笑ましくステキな写真です。
当宿の食器のバリエーションの多さに感動したというコメントも添えられています。(嬉しいです)

何より、
<久しぶりに家族でゆっくりと会話ができました。ありがとうございます。>というお便りもいただき、スタッフ一同、感激してしまいました。

ご家族が久しぶりに揃い、向かい合う時間が十分に取れるのも、
特別な旅だからかもしれません。

出歩きにくいこんな時だからこそ、
いつもと違う時間の過ごし方の、まさしく<おこもり旅>がおすすめです。

すみや青花ではこの機会に、
食器のバリエーションをもっと増やそうかと思っています。
人気のパン屋さんも今なら並ばずに買い物ができそうです。
テイクアウトした飛騨牛のオードブルとワインとそのパンと、
夕景のテラスでディナーはいかがでしょう?

6月の旅、
ぜひすみや青花にお出かけくださいませ。お待ちしております。