流しそうめん 始めました。

早いものでもう7月、すみや落水邸も開業から3か月目に入りました。

私たち運営スタッフは季節ごとに起きる初めての事象に戸惑い、ドキドキと試行錯誤しながらも、(笑)お客様の暖かいお声に励まされようやくこの夏を迎えることが出来ました。
ありがとうございます。

そして今回、
ご予約いただいたお客様にはオプションで、お料理のご案内をしていますが
何か<夏>らしい楽しく美味しいことできないだろうか?と流しそうめんを始めました。

流しそうめん、と簡単に思いついたのは良いのですがそこからが大変です。
自然が好きで、しつらいにこだわる私たち・・・やはり竹で作ろうという事になったのですが・・・・

そもそも、標高の高い高山市には竹が生息しません。
温泉で有名なお隣の下呂市に出かけ、竹の所有者と交渉して切ってくる以外方法が無いのです。

それでもなんとか、
竹を仕事で扱う方が譲ってくださるということで取りに行ったところ、
<この竹を割って細工できるような男手があんたんとこにはあるのか?>と飛騨弁で一言。(笑)

大丈夫です、うちの家守は凄いんですよ、
ブランコも、ウィスキーの樽も作るし、養蜂、狩猟、川の漁業権も調理師免許もある。

とお返事して、竹製流しそうめん機(?)の写真を後日お見せしたところ、とても褒めていただきました。

流しそうめんを流す水は標高1000mのこの地の天然水、(飲料としての水質検査済み)
竹の薬味皿もご用意いたしました。

問題はゲストがお二人の時です。
ひとりが流し、ひとりがすくう?果たして流しそうめんが成り立つのか?などと疑問は残りますが、

ご宿泊の際にはぜひ麺つゆと、美味しいそうめんをご持参ください。流しそうめん機はご自由にお使いいただけます。薬味はねぎ、みょうが、紫蘇・・・このお好みでいかがでしょう?

少し贅沢な大人の夏休み、どうぞ<すみや落水邸>でお過ごしください。
まるでウブドのような鳥や虫の声に、川の音。
非日常へとお出かけくださいませ。